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ベトナム産コーヒー豆|歴史・豆の種類や特徴・おすすめの飲み方

ベトナムは東南アジアの観光地としても代表的で、ランタンやハロン湾などを連想する方も多いのではないでしょうか。

観光地としても知られているベトナムですが実は、2021年に発表された「世界のコーヒー豆生産量ランキング2020」では第2位にランクインするほど、コーヒー栽培も盛んなんです。

また世界のコーヒー豆生産量ランキング第1位はブラジルとなっており、下記の記事ではブラジル産コーヒー豆について紹介しています。

では早速、ベトナム産コーヒー豆の歴史から豆の種類や特徴、おすすめの飲み方まで一挙に紹介していきます。

この記事のポイント
  • ベトナムのコーヒーの歴史
  • 生産地域
  • 豆の特徴、おすすめの飲み方
目次

ベトナムについて

面積32万9,241㎢
人口約9,762万人
首都ハノイ
言語ベトナム語
民族キン族、他に53の少数民族
宗教仏教、カトリック、カオダイ教他
通貨ドン(Dong)
引用:外務省ベトナム基礎データ

ベトナムのコーヒーの歴史

19世紀〜20世紀

19世紀中頃、フランス人がベトナムにコーヒーを持ち込み栽培を開始したのが始まりです。

途中、コーヒー栽培はベトナム戦争で中止されその影響から戦争終結後のコーヒー産業は収益も生産量も下がってしまいましたがその後、徐々にコーヒー産業は回復していきます。

ベトナム戦争後から25年間かけて栽培面積は当時から25倍になり国全体の生産量も100倍に増えました。

コーヒー栽培の歴史はまだ浅いベトナムですが生産量と価格の面から、今日のコーヒー業界には大きな影響を与えています。

生産地域

2020年に発表されたコーヒー豆生産量ランキングでは第2位だったベトナムですが、どのような地域で生産されているのか見ていきましょう。

中央高原部では主にロブスタ種が栽培されており、その中でもダクラク省はコーヒー産業の中心地です。
国内で栽培されるロブスタ種の約7割が主要産地のダクラク、ラムドンで栽培されています。
また、南部で栽培されているロブスタ種は企業向けの物が多く、北部ではアラビカ種が栽培されベトナム国内のコーヒー生産量の3〜5%です。

スクロールできます
地域標高収穫時期備考
中央高原部600~1000m11~3月国内ロブスタ種の約7割がこの地域で栽培されている。
南部200~800m11~3月主にロブスタ種を栽培している。
北部800~1600m11~3月主にアラビカ種を栽培している。
Komugi

ベトナムのコーヒー栽培では、北部と南部で種類がはっきり分かれているのが特徴的です。

コーヒー豆の特徴

ベトナム産のコーヒー豆はロブスタ種が90%以上を占めており、ロブスタ種の生産量においては世界1位となっております。

ロブスタ種はアラビカ種と比べると品質は劣ってしまい、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われることが多いです。

そのため、ベトナム産のコーヒー豆は「酸味や甘みは少なく、苦味・渋みが強い」と言った印象を持たれることがあります。

酸味
弱い
強い
苦み
弱い
強い
甘味
弱い
強い
コク
弱い
強い
香り
弱い
強い

おすすめな飲み方

おすすめの焙煎度は「ミディアムロースト」または「ハイロースト」です。

苦味が特徴でもあるベトナム産のコーヒー豆はフルーティーな香りも感じにくいため、砂糖やミルクなどお好みでカスタマイズして飲めるのも良い点です。

その中でもおすすめな飲み方は濃いめに抽出してコンデンスミルクを入れて甘くして飲む方法です。
この飲み方はベトナムでは主流でベトナムコーヒーと呼ばれています。

専用の器具があればさらに現地の味に近づけますが、多めの粉に対し少ない湯量でハンドドリップでも作れますのでぜひ試してみてください。

まとめ

今回はベトナム産のコーヒー豆について解説してきました。

他国のコーヒー豆と比べると、苦味が強くフルーティーな味を感じにくいなど華やかなイメージを連想しにくいベトナム産のコーヒー豆ですが、コーヒー豆生産ランキングでは上位に入っており、私達の生活の中では一番身近なコーヒー豆ではないでしょうか。

ぜひ、スーパーなどでコーヒー粉を買った際には生産国を見ていただければと思います。

この記事を書いた人

Komugi

  • 専業主婦
  • コーヒー愛飲家
  • 1日2杯以上
  • アイラテ·ミルクブリューコーヒーが好物
  • 自由気ままにコーヒーライフ満喫中

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