ご訪問頂きましてありがとうございます。
コーヒー好きの方は自分自身で焙煎してみたいと思うことは一度はあるのではないでしょうか。
自宅で美味しいコーヒーが飲みたい思いが強くなり、自分でグラインド(豆を挽く)するステップまできたら次は自家焙煎したくなってしまうものです。
私も日増しに自家焙煎熱が強くなっていきました。
そこで今回は私も勉強中の身ではありますが、『自宅で出来るコーヒー豆の自家焙煎』についてお伝えしていきます。
- 自宅で出来る自家焙煎方法
- 焙煎時間と焙煎度合い
焙煎(ロースト)とは
焙煎(ロースト)とは、コーヒーの生豆を炒る加熱作業の事です。
収穫後に精製された生豆は淡緑色をしており、この状態では飲むことが出来ません。
焙煎という加熱作業をすることによって、豆に含まれる成分が化学変化を起こし、豆は茶褐色、黒褐色へと変化していき、香り・苦味・酸味・甘味といった独特の風味も出てきます。
焙煎時間や熱のかけ方の違いによって浅炒り・中炒り・深炒りといった焙煎度合いが生じ、コーヒーの風味が変化ていきます。
参考:焙煎(ロースト)で味は変化【自分の好みの焙煎度を知ろう】
フライパンを使った焙煎方法
必要な材料と道具
自宅での自家焙煎に使う材料と道具は以下になります。
【材料】
- コーヒー生豆
※生豆は200g程度が煎りやすいですが、初めてで不安な方は少なめの100gでも問題ありません。
【道具】
- フライパン
- ヘラ
- ザル3つ程度
- ドライヤーorうちわ
自家焙煎の流れ
まず最初に行う事は焙煎する生豆の中から「欠点豆」を探し、取り除きます。
この行為をハンドピックと呼び、美味しいコーヒーを飲むために必要な工程です。
欠点豆とは、味や風味に悪い影響を与えてしまう不良豆のコト
- カビの生えた豆
- 虫食い豆
- 黒豆
などが取り除く対象となります。
私はハンドピックが終わったら、一度ザルに入れ水洗いをします。
米を研ぐようなイメージで1~2分程度洗い、洗い終わったキッチンペーパーでコーヒー豆の水気をとりましょう。
水洗いをする事でコーヒー豆についている薄皮が剥がれ、焙煎中の薄皮(チャフ)の発生を軽減することができ、コンロ周りの飛び散りを防げます。
私は焙煎について色々と調べていく中で、生豆を洗う方法をメリットに感じた為、実践しています。
コーヒー豆をフライパンに投入し、最初は強火で水分を飛ばしていきます(…約1分)
水分を飛ばし終えたら、中火程度で焙煎していきましょう。
焙煎中はヘラでカシャカシャと生豆を混ぜ続けましょう!ひたすらカシャカシャ混ぜてください!!
カシャカシャと混ぜ続け、しばらくすると豆から「バチバチ!」という音が出てきます(STEP3から約9~11分後)。
これが『1ハゼ』と呼ばれる現象です。
生豆に熱を通す事で褐色反応が始まります。
その褐色反応が速まると、豆内部でガスと水蒸気が発生し、豆内部お圧力が高まり、豆の組織が壊れていきます。その合図として「バチバチ」という爆ぜる音が出ます。
1ハゼ以降は、なじみのあるコーヒーの香りが生まれてきますので、ご自身の好みに合わせて焙煎を止めて大丈夫です。
中煎り以上の焙煎度に進める場合は引続きヘラでカシャカシャと混ぜていきますが、当初よりはゆっくりしたスピードで混ぜるようにしていきます。
1ハゼ以降、続けて焙煎をし続けると2ハゼという現象が起きます(STEP3から約12分~14分)。
1ハゼとは違い、「パチッパチッ」という軽い感じの爆ぜる音に変わっていきます。
ここまで来ると焙煎度合いは中深煎りまで進行していると考えられますし、コーヒー豆の色づきもかなり茶褐色~茶色まで変化しているでしょう。
好みの焙煎度に達したら火を止め、冷却作業に移ります。
ザルにあげ、うちわやドライヤーで一気に冷やしていきましょう。
焙煎した直後の豆内部にはまだ熱がこもっており、冷却が遅れてしまうとコーヒー豆内部の熱で焙煎が進行してしまいます。
焙煎後は大量の炭酸ガスが発生する為、焙煎後はすぐに密閉容器などにいれずにお皿の上で寝かしてあげましょう。
また、一般的には焙煎してから3日後からコーヒーを淹れ始めるのがおすすめと言われています。
焙煎お疲れ様でした!
焙煎した豆は冷却し一晩寝かせた後、キャニスター等の密閉容器で保存する事で劣化を遅らせる事が出来ますので、詳細は【保管方法で鮮度が変わる】コーヒー豆の保管方法をご覧ください。
焙煎時間と焙煎度合いの目安
自身の好みの焙煎度合いで焙煎したいものですが、それがまた中々難しい…
そこで私の経験則にはなりますが、目安となる焙煎度合いと焙煎時間についてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
※注意点としては、焙煎度合いは割と個人の主観と好みが入っています。
また、豆の種類・大きさや焙煎環境によって時間はブレますのでご了承ください。
1ハゼ開始後(分) | 0分 | 2分 | 3分 | 4分 | 5分 | 6分 | 7分 |
タイミング | 1ハゼ 始まり | 1ハゼ ピーク | 1ハゼ 終わり | 2ハゼ 始まり | 2ハゼ ピーク | 2ハゼ 終わり | その後 |
焙煎度合い | シナモン | ミディアム | ハイ | シティ | フルシティ | フレンチ | イタリアン |
まとめ
今回は自宅で出来る焙煎方法について記事にしました。
私自身も最近始めたばかりですが、思っていた以上に簡単に出来た印象です。
最初から焙煎器具にこだわる必要はありません。
試しにフライパンから始めてみてはどうでしょうか?
少し煎りムラが出てしまう事もありますが、手軽に出来るという点では非常におススメ。
フライパンじゃなく手網で試してみたい方はお手頃な価格で簡易的な焙煎網を購入してみましょう!
フライパンよりも軽く、焙煎しやすいメリットがあります。
どちらにせよご自身で焙煎した豆は、いつも購入している焙煎豆とは違った美味しさや豆に対する愛着が出てくると思いますので、ぜひ挑戦してみて下さい!
Cossy(@Cossy42452011)
Cossy
- 30代サラリーマン
- コーヒー愛飲家
- 1日3杯以上
- アイスカフェラテが好物
- 自家焙煎挑戦中